Web2.0時代に儲かるのは「検閲ビジネス」? [ 2006.06.03 ]
米国時間5月31日にローンチされた米Yahoo!の「Yahoo! Video」。

「Yahoo! Search」のVideo検索機能に、ユーザーからの動画投稿を組み合わせた動画ポータルということで、あれこれイジってみましたが、シェア機能などはYoutubeにあるものばかり。「MySpace Video」がYoutubeを凌ぐというニュースが伝えられる中での参戦ですが、「Yahoo! Video」は今のところ「Yahoo! 360°」との連携もしていないようなので、後発組にしてはいささかインパクトに欠ける印象でした。
あとは、Yahoo!ブランドと総合サービス力で、どれだけアーリー/レイト・マジョリティや広告主を取り込めるか、といったところでしょう。
ブランドの信頼感・安心感ということで言うと、本筋と全然違うところでふと気になったのが、「Yahoo! Video」トップ画面の右上にある「Safe Search is ON」の表示。”成人向けコンテンツを検索結果から除外するフィルターが利いています”、というアピールになっています。
そこで思い至ったのは、Web2.0時代には「検閲ビジネス」が儲かるかもしれない、という思いつき。
つまり、下記のような流れ。
◎ユーザー参加型のウェブサービスが増える。
↓
◎オープンな環境で、多くのユーザーが参加する一方、歓迎しない悪意あるユーザーも参加可能になってしまう。
↓
◎公共サービスとして社会的な公序良俗を維持するために、サービス提供者は「有害情報を除外する仕組み」の導入が不可欠になる。
よって、ユーザー参加によって成立するWeb2.0型サービスが増えるにしたがって、コンテンツの善し悪しをフィルタリングする技術なりサービスの需要が高まる気がします。(蛇足ですが、Google日本語版のイメージ検索はデフォルトでフィルタリングが導入されていて、”通常の操作”でははずせないようになっています。)
特にこれから、社会的責任の大きいメジャー企業がこのWeb2.0領域に参入するにつれ、これまで以上に「検閲ビジネス」のマーケットは大きくなるのではないでしょうか。
商機は意外なところにあるかもしれません。
トラックバック (1) | ブログコラム | TEXT : 藤原 秀樹





