Yahoo!JAPANのニューズウォッチ社買収は、新聞業界再編のプロローグとなるのか(1) [ 2006.04.22 ]
先ほどYahoo!ニュースを何げなく眺めていたら、記事詳細ページ内に「NewsWatch」へのリンクが新しく設けられているのに気が付きました。
いつ頃からこのリンクが設置されていたのかは定かではありません。
ただ、Yahoo!JAPANが、東芝からニューズウォッチ社の株式を取得して子会社化したのが先月末ですので、程なくして両社のサービスを連携してきたことになります。
まだリンクを貼っただけのわずかなスペースを見た瞬間、Yahoo!JAPANのニューズウォッチ獲得という動きの背後には、将来的に新聞各社との関係再編へと発展するストーリーが用意されているのではないか、と直感しました。
▼Yahoo!JAPANがニューズウォッチを獲得した「2つの理由」
ニューズウォッチ社のプレスリリースを見ると、Yahoo!JAPANがニューズウォッチを獲得した理由として、以下の点が挙げられています。(一部、わかりにくい文章表現がありますが、原文ままです。悪しからず)
1. 本提携の狙い(1)ニューズウォッチ技術を活用したYahoo!ニュースのサービス拡張ニューズウォッチのリアルタイムフィルタリング&検索技術により、ヤフーのネット事業資産である各種コンテンツを細分化したトピックに分類や、異なったコンテンツを関連付けることによりユーザーの細分化された情報ニーズにこたえ、Yahoo!ニュースのPVアップ、広告売上アップ、ユーザビリティアップを実現する。
(2) Yahoo!ニュースとフレッシュアイの連携による収益拡大ヤフーニュースとニューズウォッチの個人向けニュース配信サイト「フレッシュアイNews Watch」の連携により、より幅広いサービスを実現し、トラフィック滞留増と共同広告展開とを図る。
要は、ニューズウォッチ社のフィルタリング技術をYahoo!ニュースのサービスに活用することで、ユーザーの情報ニーズに応え媒体価値を向上させる、ということのようです。
Yahoo!JAPANは、ニューズウォッチ社の株式のうち18,811株(69%)を13億1600万円で取得しています。1株あたり7万円。時価総額19億円という計算になります。資本金4億2800万円、経常利益3000万円の企業に、19億円の値を付けたYahoo!JAPANが狙っているのは、本当にニューズウォッチ社の「技術」だけなのでしょうか。
実はもうひとつ、買収の理由として、ニューズウォッチ社のプレスリリースには書かれていませんが、Yahoo!JAPANと東芝のプレスリリースにはしっかり書かれているものがあります。
それは「媒体社とのネットワーク」です。
Yahoo!JAPANは、13億円でニューズウォッチ社が持っていた「新聞社とのコネクション」を買ったのです。
・続きます。
トラックバック (0) | ブログコラム | TEXT : 藤原 秀樹





