トラックバックキャンペーンは本当に効果があるのか [ 2006.04.01 ]
先の「ライブドアショック」に関するブロガーの動向調査の中で、あることに気が付きました。
ライブドアショックに関するブログのエントリーが膨大な数にのぼった割に、堀江貴文ライブラリーに対するトラックバックの数が少ないように思ったのです。
堀江前社長逮捕社長が逮捕された1月23日、「ライブドア」もしくは「livedoor」の文字列を含むブログのエントリー数は、10000を超えています。
しかし、この期間の堀江貴文ダイアリーへのトラックバック数は、1月22日付の堀江さんの最後のエントリーに対して400あまりのトラックバックが寄せられているに過ぎません。
トラックバックは、関連性の強い他のブログエントリーとの連携を強化する機能です。ライブドアショックについて書くブロガーは、堀江貴文ダイアリーと連携を図ろうとしても不思議は無いのですが、実際はあまりトラックバックを送ろうという発想につながっていないようです。
▼トラックバックキャンペーンの実態
トラックバックってどの程度浸透しているのでしょうか。
また、プロモーションという視点から見ると、このトラックバック機能を利用した「トラックバックキャンペーン」はどの程度、集客ないしは囲い込み効果があるのでしょうか。
実際に行われているトラックバックキャンペーンを少し調べてみました。
◎イオン「GO!GO!SAKURA STREET」トラックバックキャンペーン
・キャンペーン期間とトラックバック数
2005/12/6-12/31 : TB数=215
2006/1/1-1/31 : TB数=201
2006/2/1-2/28 : TB数=81
2006/3/1-4/7 : TB数=44(現在進行中)
・商品:イオン商品券、折りたたみ自転車、PSPなど
◎ANA「旅割 わがまま旅放題ブログ」トラックバックキャンペーン
・キャンペーン期間とトラックバック数
2006/3/24-4/17 : TB数=103(現在進行中)
・商品:ANAペア航空券、オリジナルグッズなど
◎味の素「amino de Kan・pai」トラックバックキャンペーン
・キャンペーン期間とトラックバック数
2006/3/23-4/28 : TB数=22(現在進行中)
・商品:シャンパン、「amino de Kan・pai」
トラックバックキャンペーンの成否を分けるポイントは、下記の量と質の問題の2点に収斂しそうです。
・集客チャネルをどのように確保するか
・訴求対象となる商品・サービスと近接する関心領域を持つブロガーにいかにアプローチするか
イオンさんとANAさんの応募者が比較的多いのは、サイバーエージェント社のトラックバックキャンペーンサービスを利用しており、CA社運営のブログポータル「ameblo」上のトップバナーなどでキャンペーンの告知がなされていることが要因と思われます。
味の素さんは、ざっと見る限りは独自で運営されているようですがどうなんでしょうか。味の素さんの応募者を見ると、懸賞ハンター系のユーザーが多いようです。
効果があったかどうかというのは主催者側が判断することなので、ボクが云々するつもりはありません。
ただ、例えばイオンさんのトラックバックキャンペーンサイトに記載されている「今回も応募時、ブログの「記事URL」ではなく、ご自身のブログトップURLをご入力されていた方が多数いらっしゃいました」という注意書きを見ると、キャンペーンの手続きに複雑さを感じるユーザーも多いように思います。
トラックバックはブログ特有の新しい機能なので、プロモーションの点から見てもまだまだ可能性を秘めています。
ユーザーが機能に使い慣れるか、ブログサービス提供者側が使い勝手を向上させることにより、キャンペーンへの利用もより一層促進されるでしょう。
トラックバック (0) | ブログコラム | TEXT : 藤原 秀樹





