トップブログコラムボクたちのライブドアショック -そのときブログは何を伝えたのか(3)

ボクたちのライブドアショック -そのときブログは何を伝えたのか(3) [ 2006.03.25 ]

前回は、「ライブドアショック」に対するブロガーの関心度の変遷を把握するために、ライブドアに関するエントリー数の推移を日別に調べてみました。

その結果、社会的な関心事にヴィヴィッドに反応し、時間差無くブログで情報発信する「ニュースブロガー」層の存在を見て取ることができました。


▼「堀江貴文ダイアリー」に対するコメントやトラックバック数の推移調査

そこで今回は、少し視点を変えて「堀江貴文ダイアリー」(「livedoor 社長日記」より改題)に対する、コメント数、トラックバック数の推移をまとめてみました。

horie.gif


エントリー数同様、1/16の東京地検によるライブドア捜索と、1/23の堀江前社長逮捕という2つの大きな動きを受けて、コメント数、トラックバック数ともに大きく増加しています。

これもまた、ブログ上でコミュニケートするユーザー層の増加を裏付ける証左とみなすことができるでしょう。

強制捜査以降に書かれた、1/17(18:42)の日記は、「コメント&メール全部読ませていただきました」と題されています。ブログを通じてユーザーのリアクションに応答する堀江さんの態度が、その後のより多くのコメントやトラックバックというリアクションを引き出したことは想像に難くありません。
ここでは、「双方向コミュニケーション」というブログの特性を活かすことで、かつての静的なウェブサイトでは難しかったユーザーとの連携が果たされています。


▼アクティブユーザー層の出現とCGM時代の企業戦略

ユーザーは、もはや単なる情報の受け手ではありません。

ブログのエントリーやコメント、トラックバックという様々なアクションを通じて対象と積極的に関わることで、傍観者ではなく当事者としてその影響力を行使しようとするユーザー像が、今回の調査を通じてあらためて確認できました。
ブログの「速報性」「口コミ性」というメディア特性は、このような、アクティブユーザー層によって支えられています。

ユーザーが情報を生成するCGM(Consumer Generated Media)と呼ばれるメディア空間の拡がりにより、情報流通、世論形成、消費行動などさまざまな面で新たな動きが生まれつつあります。
ユーザーと良好な関係を築こうとする企業は、この変化に対応するコミュニケーションのあり方を、経営、営業、広報など様々な側面において再構築する必要があるでしょう。


・連載続きます。

トラックバック (0) | ブログコラム | TEXT : 藤原 秀樹

前の記事 トップページへ 次の記事

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.digiper.com/mt/mt-tb.cgi/21