今生成されつつある世界 [ 2006.01.23 ]
「日経ビジネス」1/16号を引っくり返して眺めていて、女子高生の携帯電話利用に関するインタビューが目に留まりました。
携帯電話のパケット定額制が始まってからというもの、ブログの閲覧ばかりで、メールのやり取りはほとんどしなくなったとか。
「メールは1対1で、来たら返事を書かなくちゃいけないから面倒。いろんな人のブログを見るのが楽しい」というのが女子高生の言い分。
もちろん、このコメントが女子高生のライフスタイル全体を代表するとは思いませんが、少なくとも”女子高生=ケータイでメール”などというステレオタイプを抱いたままでは時代を読み誤る危険があるでしょう。
去年の暮れに博報堂生活総合研究所が発表した「放電コミュニケーション」というキーワードは、まさにこのようなブログやSNSで情報発信をしながら、ゆるやかな相互コミュニケーションで関わりあっている個人モデルを言い当てています。
また、ブログとは少し話が逸れますが、別の雑誌には、モバイルショッピングは夜のドラマ放送が終わった瞬間から一気に売上が伸びるという記事が載っていました。テレビを見終え、手持ち無沙汰になった女性が携帯電話をいじりだし、そのままショッピングを始めるそうです。
新しい技術の出現は、消費者のライフスタイルや消費行動に小さなしかし確実な変化を起こしています。
この微細な風向きの変化をいちはやく的確にとらえる感覚こそが、次の新しいビジネスを成功させるために要求されている資質と言えるでしょう。
ニッチ商品の総売上が全体売上の過半数を占めると言われるAmazonや、AdSenseのような個人ブログに掲載される小額の広告モデルで莫大な収益をあげるGoogleのような「ロングテール企業」の強さは、まさにそこにあります。
ボクらを含めたユーザーの中で、今、どんな変化が起こりつつあるのか-。
イマジネーションを広げてその胎動に耳を澄まそうとするならば、今日発表されたばかりのひとつの新しいツールがなんらかのヒントをもたらしてくれるかもしれません。
Blog Keyword Visualizer β版(期間限定公開) : ソニーコミュニケーションネットワーク
次々に生まれてはリンクしていくブログ上のキーワードたちは、まさに生き物のよう!
視覚化されたコミュニケーションのダイナミズムが、「今生成されつつある世界」に対する想像力をかきたててくれます。おもしろーい!
トラックバック (6) | ブログコラム | TEXT : 藤原 秀樹





