ユーザーはなぜ企業ブログと関わろうとするのか (4) [ 2006.01.14 ]
情報の希少価値を高め、多くのブログユーザーの口コミ行動を誘発した事例として、トヨタ自動車のプロモーション例をご紹介します。
昨年の12月中旬に、「トヨタ自動車がミュージックプレイヤーを発売」という発表がありました。
発表当初は詳細情報がまったく明かされなかったため、”iPodで活性化する携帯音楽プレイヤー市場にトヨタ自動車が参戦か?!”といった様々なウワサや憶測が、多くのブログやニュースサイトで取り上げられました。
テクノラティで「トヨタ ミュージックプレイヤー」の話題に関連するブログを検索する。
そしてその後の12月26日、トヨタが運営する「SOUND BLOG」上で「ミュージックプレイヤーの」正体が明らかになりました。

フタを開けてみれば、若年層をターゲットとした小型車「bB」の新モデル販売の発表。
オーディオや車内イルミネーションなど、音楽を好む若者向けのインテリアを充実させた新車を「クルマ型Music Player」と形容したようです。
この「bB」のプロモーションは、消費者に商品を明かさないまま周辺情報だけを少しずつ提供して、関心と購買意欲を向上させてゆく「ディザー広告」と呼ばれるプロモーション手法をとっています。
bBのプロモーションは、他にも”音楽”というコンセプトから、著名ミュージシャンやMTVとのコラボレーションをはかったり、渋谷の街頭や深夜放送など若者のライフスタイルにあわせた広告露出を図るなど、立体的なプロモーションを展開し話題を集めています。
世間には、ブログに乗せる「ネタ」を探しているユーザーが大量に存在しており、口コミを広げるためのインフラはすでに整っています。
このブログネットワークにのせるソフトウェア、つまり”価値の高い情報”を創りあげることのできる企業が、新しいコミュニケーション時代のリーダーとなるでしょう。
・次回は、情報を自然増以上に伝播させる手法について検証します。
トラックバック (0) | ブログコラム | TEXT : 藤原 秀樹





